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デイトレの手数料無料を比較|6社の0円条件と信用取引・一日信用の扱い

by デイトレ.jp 編集部

2026年10月時点で、国内株の売買手数料を約定代金にかかわらず0円にしているのは、6社のうちSBI証券、楽天証券、GMOクリック証券、moomoo証券です。ただしSBI証券は書面の電子交付、楽天証券は「ゼロコース」の選択とSOR注文への同意が条件で、松井証券は1日の約定代金の合計が50万円まで(25歳以下は金額にかかわらず)0円、マネックス証券は通常の売買が有料です。電話での注文などを無料の対象外とする会社が多く、信用取引の金利や貸株料は手数料とは別にかかります。

6社の「手数料0円」の条件一覧

各社の公式サイトを2026年10月6日に確認した内容です。

証券会社国内株の売買手数料0円になる主な条件信用取引の手数料一日信用(返済期限が当日の信用取引)
SBI証券0円(約定代金にかかわらず)インターネットコースでのインターネット取引、所定の書面をすべて電子交付にする0円(条件は現物と同じ)日計り信用:0円(強制決済の注文は有料)
楽天証券ゼロコースなら0円ゼロコースを選び、SOR注文(Rクロスを含む)の利用に同意するゼロコースなら0円いちにち信用:0円(コースを問わない。IFA取扱口座を除く)
松井証券1日の約定代金合計50万円まで0円現物と信用(制度・無期限・短期)の合計で判定。25歳以下は金額にかかわらず無料現物と合算するボックスレート一日信用取引:当日中に返済すれば0円(ボックスレートとは別)
GMOクリック証券0円(約定代金にかかわらず)条件・手続きなし(2025年9月1日約定分から)0円なし(一般信用は無期限・短期)
moomoo証券日本株・ETFは無料手数料一覧に条件の記載なし日本株の信用取引の項目なしなし
マネックス証券有料(取引毎手数料か一日定額手数料)0円はNISA口座やワンデイ信用など一部の取引有料(ETF・ETN・REITの信用取引は無料)ワンデイ信用:無料

手数料の体系や無料の条件は、各社の判断で変更されることがあります。口座を開く前と取引の前に、各社の手数料ページで最新の内容を確認してください。

各社の条件を詳しく見る

SBI証券:コースと電子交付の設定が条件

SBI証券の「ゼロ革命」では、次の2つを満たすと、S株(単元未満株)を含む現物取引と信用取引の売買手数料が、約定金額にかかわらず0円になります。

  • インターネットコース(またはインターネットコース(プランC))で、インターネット経由で取引する
  • 電子交付サービスの対象書面をすべて電子交付にする(円貨建・米株信用の各種報告書、外貨建の各種報告書、特定口座年間取引報告書の3つ)

一方、次の場合は所定の手数料がかかります。

  • 日計り信用(HYPER空売り銘柄を含む)で当日中に返済しなかった建玉の、強制決済の注文
  • インターネットコースの人が電話で出す注文(立会外クロス取引を含む)
  • ダイレクト、IFA、対面の各コースを選んでいる場合
  • 対象の書面の一部が電子交付になっていない場合

書面の交付方法がひとつでも郵送のままだと条件を満たさないため、口座を開いたら設定の状況を確認しておく必要があります。

楽天証券:「ゼロコース」とSOR注文への同意

楽天証券の国内株式の手数料は、「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3つから選びます。ゼロコースなら現物・信用とも約定代金にかかわらず0円ですが、SOR(Rクロスを含む)の利用への同意が必須で、注文は原則として同社が指定するSOR注文になります(同社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除く)。

SORは、複数の市場の中から指定の条件に従って最良の市場を選び、注文を執行する仕組みです。Rクロスは楽天証券の社内取引システム(ダークプール)で、投資家どうしの注文を付け合わせ、対当する注文があれば東証の立会外市場(ToSTNeT)で約定させます。金融商品仲介業者(IFA)経由の口座は、手数料の体系が異なります。

いちにち定額コースは、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合わせた1日の約定代金合計(現物と信用の合計)が100万円までなら0円で、200万円までは2,200円(税込)です。返済期限が当日の「いちにち信用」は、どのコースでも手数料0円(IFA取扱口座を除く)で、いちにち定額コースの約定代金の合計にも含まれません。オペレーターを通した電話注文には、コースにかかわらず1回あたり最大4,950円(税込)の手数料がかかります。

松井証券:1日50万円までの「ボックスレート」

松井証券は、1日の約定代金の合計で手数料が決まる「ボックスレート」です。合計には取引所とPTSでの現物取引と信用取引(制度・無期限・短期)がすべて入り、買いの代金と売りの代金の両方を数えます。

1日の約定代金合計手数料(税込)
50万円まで0円
100万円まで1,100円
200万円まで2,200円
200万円超100万円増えるごとに1,100円を加算(1億円超は110,000円が上限)

デイトレードでは往復の代金を足すため、たとえば20万円分を買って同じ日に売れば合計は約40万円で0円ですが、10万円分の売買を3往復すれば合計は約60万円になり、1,100円かかります。25歳以下の人は、26歳になる月の最終営業日の取引分まで、ボックスレートの手数料が無料です。

一日信用取引、NISA口座での取引、単元未満株の売却、立会外分売での買付け、電話での取引は、ボックスレートとは別の手数料体系です。このうち一日信用取引は、インターネット経由で新規に建てた当日中に返済すれば手数料0円です。当日の大引けまでに返済しなかった建玉(現引き・現渡しは15時45分まで)は松井証券の任意で決済され、1注文あたり3,575円(税込)かかります。

GMOクリック証券:条件・手続きなしで0円

GMOクリック証券は、2025年9月1日約定分から株式(現物・信用)の取引手数料を無料にしています。手数料プランの切り替えやエントリーは不要です。ただし、コールセンターでの取引の手数料、不足金や追加保証金の期日を過ぎたことによる強制決済の手数料、単元未満株の買取り・売却の手数料は無料になりません。

公式サイトの金利・手数料の案内にある信用取引の区分は制度信用と一般信用(無期限・短期)で、返済期限が当日の一日信用という区分は案内されていません。同社の説明では、日計りの取引でも信用取引の金利が1日分かかります(2026年10月時点の制度信用の買方金利は年2.75%)。

moomoo証券:日本株は現物の取引が無料

moomoo証券の手数料一覧では、日本株・ETFの取引手数料とシステム利用料がいずれも無料で、単元未満株(ひと株)も無料です。一覧に条件の記載はありません。信用取引は米国株のみで、公式のヘルプでも日本株の信用取引は現在取り扱っていないと案内しています。このためデイトレードは現物取引の範囲になり、同じ資金で同じ銘柄を同じ日に買い直せない差金決済の制約を受けます。PTS(夜間取引)など取引チャネルの対応状況は、取引前に公式サイトやアプリで確認してください。

マネックス証券:通常の国内株は有料

マネックス証券の国内株の売買手数料は、1注文ごとの「取引毎手数料」か、1日の約定金額の合計で決まる「一日定額手数料」を月ごとに選ぶ体系で、選んだコースは現物と信用の両方に適用されます。一日定額手数料は、約定金額の合計が100万円までなら550円(税込)、300万円までなら2,750円(税込)です。

無料になるのは、NISA口座での売買、ETF・ETN・REITの信用取引、返済期限が当日の「ワンデイ信用」と「スペシャル空売り」などです。ただし、IFAサービス(マネックスPBを含む)を利用している場合は手数料体系が異なります。ワンデイ信用とスペシャル空売りの約定代金は、一日定額手数料を計算するときの合計にも含まれません。

手数料が0円でもかかるコスト

売買手数料が0円になっても、デイトレードのコストがすべてなくなるわけではありません。

  • 信用取引の金利と貸株料:制度信用取引の金利と貸株料は、建てた日と返済した日の両方を数えて計算するため、当日中に返済しても1日分かかると松井証券などは説明しています。SBI証券と楽天証券の制度信用の買方金利にあたる年2.80%で計算すると、100万円分の買いで1日あたり約76.7円です
  • 一日信用の金利と貸株料:SBI証券・楽天証券・松井証券は当日中の返済なら0%ですが、マネックス証券のワンデイ信用は年1.80%(約定代金が100万円以上の取引は無料)です
  • 制度信用の売りにかかる逆日歩:株が不足した銘柄では、品貸料(逆日歩)がかかることがあります(仕組みは空売りのガイド)
  • 調達が難しい銘柄の空売り料:一日信用で、制度信用では売れない銘柄を売る場合は、HYPER料(SBI証券)や特別空売り料(楽天証券)などが別にかかり、当日中に返済してもかかります。料金は銘柄ごとに決まっています
  • 単元未満株の店頭取引のスプレッド:楽天証券のかぶミニのように証券会社が取引の相手方になる取引では、手数料が無料でも、基準価格にスプレッドを上乗せ(売却時は差し引き)した価格で売買します
  • 税金:国内上場株式の売買益には、2026年分は20.315%の税金がかかります

自分の取引に当てはめて比べるときの観点

  • 1日の売買代金の合計:松井証券のボックスレートは往復の代金で判定されるため、回数や金額が増えると合計50万円の範囲をすぐに超えます
  • 信用取引を使うか:信用取引で建てた当日中に返済するなら、一日信用の有無と、当日中に返済しなかった場合の手数料も比べる対象になります。各社の違いは一日信用取引のガイドに、信用取引口座の開設条件は信用取引口座の開設ガイドにまとめています
  • 条件の設定を済ませたか:SBI証券の電子交付、楽天証券のコース選択とSORへの同意は、自分で設定する項目です
  • 年齢:25歳以下なら、松井証券のボックスレートは金額にかかわらず無料です
  • 取引ツールと端末:手数料が同じでも、使う画面や対応するOSは会社ごとに違います。楽天証券のマーケットスピード II はWindows専用です(マーケットスピード II のガイド)

手数料が安いことは、利益が出ることを意味しません。この記事は手数料の条件を比べるもので、特定の証券会社や取引を勧めるものではありません。どの証券会社を使い、どのように取引するかは、ご自身で判断してください。各社の取引ツールや取扱商品は証券会社の比較でも確認できます。

よくある質問

Q. 手数料0円の証券会社なら、デイトレードのコストはかかりませんか?

A. 売買手数料のほかにもコストがあります。信用取引では金利や貸株料がかかり、制度信用取引は当日中に返済しても1日分かかると説明している会社があります。制度信用の売りでは逆日歩、調達が難しい銘柄の空売りでは証券会社ごとの空売り料がかかることがあり、利益には税金もかかります。電話での注文は、SBI証券・楽天証券・GMOクリック証券などで無料の対象外です。

Q. SBI証券で国内株の手数料を0円にする条件は何ですか?

A. インターネットコース(またはインターネットコース(プランC))でインターネット経由で取引し、円貨建・米株信用の各種報告書、外貨建の各種報告書、特定口座年間取引報告書の3つをすべて電子交付に設定することです(2026年10月時点)。電話での注文や、日計り信用で当日中に返済しなかった建玉の強制決済注文には手数料がかかります。

Q. 楽天証券のゼロコースを使うには何が必要ですか?

A. 国内株式の手数料コースで「ゼロコース」を選び、SOR(Rクロスを含む)の利用に同意することが必要です。ゼロコースでは、原則として楽天証券が指定するSOR注文で発注します。返済期限が当日の「いちにち信用」は、ゼロコース以外のコースでも手数料0円です(IFA取扱口座を除く)。

Q. 松井証券の「1日50万円まで無料」は、どう計算しますか?

A. その日の現物取引と信用取引(制度・無期限・短期)の約定代金を、買いと売りの両方とも足した合計で判定します。たとえば10万円で買って20万円で売った日は合計30万円で無料、合計が50万円を超えて100万円までなら1,100円(税込)です。一日信用取引はこの合計に含まれない別の手数料体系で、当日中に返済すれば0円です。

Q. マネックス証券で手数料がかからない国内株の取引はありますか?

A. NISA口座での売買、ETF・ETN・REITの信用取引、返済期限が当日の「ワンデイ信用」と「スペシャル空売り」は手数料が無料です(IFAサービス〈マネックスPBを含む〉の利用者は手数料体系が異なります)。通常の課税口座での現物取引と信用取引には、取引毎手数料か一日定額手数料(約定金額の合計100万円まで550円〈税込〉など)がかかります。

出典・参考資料

「証券会社・ツール」のほかのガイド

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