デイトレードの基礎ガイド
デイトレードを始める前に知っておきたい基礎知識を、テーマ別にまとめています。気になるテーマから読み進めてください。
デイトレの始め方
デイトレードの基本と、始めるまでの準備・1日の流れ
- まずはここから デイトレードのやり方と始め方|口座開設・必要資金・1日の流れ・リスク デイトレードの始め方を、口座開設、必要資金の考え方、東証の取引時間に沿った1日の流れ、最初に覚える注文・板・値幅制限、税金とリスクの順に整理しました。制度や数値はJPX・国税庁・金融庁などの一次情報で確認しています。
- デイトレードとは?スイング・長期投資との違い、損益の仕組みとリスク デイトレードとは、買った株をその日のうちに売るなど、1日で取引を完結させる売買です。東証の定義、スイングトレード・長期投資との違い、損益が出る仕組みの数値例、向き不向き、コストとリスクを整理します。
- デイトレーダーの1日の流れと「年収」の逆算|2026年の立会日数242日で割る デイトレーダーの1日は、東証が注文を受け付ける8時から始まり15時30分の大引けで終わります。前場150分・後場180分で1日330分、JPXの休業日一覧から数えると2026年の立会日数は242日です。「年収」は公的統計に項目がないため、手取り目標を242日で割って1日あたり何円・100株で何円の値幅が必要かを逆算します。
証券会社・ツール
手数料・取引ツール・アプリで選ぶ証券会社
- デイトレの手数料無料を比較|6社の0円条件と信用取引・一日信用の扱い 国内株の売買手数料0円は、会社ごとに条件が違います。SBI・楽天・松井・GMOクリック・moomoo・マネックスの6社について、適用条件、信用取引と一日信用の扱い、無料にならない取引を2026年10月時点の公式情報で比較します。
- 楽天証券マーケットスピード IIをデイトレで使う|板・歩み値・武蔵と確認点 楽天証券のWindows用取引ツール「マーケットスピード II」をデイトレードで使うときの主な機能(個別銘柄、フル板と歩み値、チャート、武蔵、アルゴ注文)と、使う前に確かめたい動作環境や利用条件を公式情報で整理します。
- デイトレのスマホアプリは何で選ぶか|1ティックの滑りを円に換算して手数料と比べる デイトレ向けの株アプリを「おすすめ1本」に決める前に、公式仕様で確認できる5項目を整理します。東証の呼値の単位は株価1,000円以下でもTOPIX500構成銘柄が0.1円、その他の銘柄が1円で10倍違い、500株なら1ティックの滑りは50円と500円。1日10往復で月2万円と20万円の差になり、手数料ゼロコースの差額より大きくなる場面を計算します。
- 証券口座は複数持っていいのか|特定口座は1社1口座・NISAは1人1口座、損益通算は申告が条件 課税口座は会社をまたいで何社でも開けます。制限は「1金融商品取引業者等につき1口座」(国税庁 No.1476)で、NISAだけが「1人につき1口座」(金融庁)です。口座を分けると何が起きるかを、利益30万円・損失30万円のケースで税額まで計算します。源泉徴収ありの口座が2つある状態で申告しないと60,945円が残る理由も示します。
信用取引・空売り
信用取引・一日信用・空売りの仕組みと注意点
- まずはここから 信用取引とは?仕組み・委託保証金と追証・制度信用と一般信用の違い 信用取引とは、委託保証金を担保に証券会社から資金や株を借りて売買する取引です。委託保証金率30%以上と最低30万円、追証が必要になる20%の基準、制度信用と一般信用の違い、金利・貸株料・逆日歩のコスト、増担保規制までを東証と日本証券金融の一次情報で整理します。
- 空売りとは?仕組みと貸株料・逆日歩などのコスト、リスク、空売り規制 空売りとは、借りた株を売り、後で買い戻して返す取引です。信用取引口座が必要な理由、制度信用・一般信用・一日信用の違い、貸株料や逆日歩のコスト、損失が理論上無限になるリスク、東証の空売り規制を一次情報で整理します。
- 一日信用取引とは?仕組みと制度信用との違い、4社の手数料・金利・空売り 一日信用取引は、返済期限が建てたその日に限られる一般信用取引です。制度信用との違い、SBI・楽天・松井・マネックスの手数料と金利・貸株料、空売りできる銘柄、当日中に返済しなかった場合の扱いとリスクを整理します。
- 信用取引口座の開設条件と審査|最低30万円の保証金、手順と通らない場合 信用取引口座は、証券口座とは別に申し込み、証券会社の審査を経て開設します。審査の根拠になる取引開始基準、4社の年齢・投資経験・金融資産の条件、手順、最低30万円の委託保証金、審査に通らない場合の選択肢を整理します。
- 追証とは?20%の維持率の計算式と数値例、代用有価証券で2.8倍になる理由 追証(追い証)は、委託保証金が必要額を下回ったときに追加で差し入れる保証金です。東証の規則で決まっている委託保証金30%以上と維持率20%の2つの数字を一次情報で確認し、建玉200万円・保証金60万円のケースで株価が何%下がると追証になるかを計算します。現金ではなく現物株を担保にすると不足額が2.8倍になる仕組みも数値で示します。
- 空売り残高・信用残の見方|公表される数字の母集団と2営業日のラグを一次情報で整理 信用買残・信用売残・信用倍率・空売り残高は、どれも「売り」や「買い」の残高ですが、出所も基準日も母集団も違います。東証が公表する信用取引残高(日々16:00目安)と、内閣府令に基づく空売り残高(残高割合0.5%以上のみ)を一次情報で確認し、0.5%未満が見えないことで公表値が実際の3分の1になる数値例まで示します。
板・注文の仕組み
板・歩み値・注文の種類・値幅制限など売買の仕組み
- ストップ高の値幅は?東証の値幅制限一覧と計算方法、比例配分の仕組み ストップ高・ストップ安の値段は、基準値段と東証の制限値幅で決まります。2026年10月時点のJPX公式の制限値幅表(全区分)、計算例、比例配分(ストップ配分)の仕組み、制限値幅が4倍に拡大される条件を整理します。
- PTSとは?夜間PTSの取引時間・手数料と、デイトレで使うときの注意点 PTSとは証券取引所の外で株を売買する私設取引システムです。夜間PTS(ナイトタイム・セッション)の取引時間、東証との時間帯の違い、手数料、信用取引が使えない時間帯、流動性の薄さやSORの仕組みを、各社の公式情報で整理します。
- 寄り付きとは?板寄せで始値が決まる仕組みと「寄り天」の意味 寄り付きは売買立会が始まって最初に成立した売買、その値段が始値です。東証は8時から注文を受け付け、9時の始値は「板寄せ方式」で単一の値段として決まります。架空の板で累計数量を並べ、始値が1,004円・出来高6,000株に決まる過程を手で追います。寄り天は始値がその日の高値になることで、確定するのは引けた後です。
テクニカル指標
VWAP・移動平均線・RSI など短期売買で使う指標
- VWAPとは?売買高加重平均価格の計算式・数値例、デイトレでの見方と限界 VWAP(売買高加重平均価格)とは、その日に成立した約定価格を出来高で加重平均した値です。東証の定義と計算式、架空の数値を使った計算例、デイトレードでの見方、機関投資家の執行目標としての使われ方、限界を整理します。
- ゴールデンクロス・MACD・ボリンジャーバンドの見方|計算式と数値例 ゴールデンクロス(移動平均線)、MACD、ボリンジャーバンドの定義と計算式を一次情報で確認し、架空銘柄の5分足55本で実際に計算して見せます。3つが同じ終値から作られているために起きる遅れと、デイトレードで使えるようになる時刻までを整理します。
- 出来高とは?片道数量の意味と日中の偏り、売買代金との違いを数値例で 出来高(売買高)は売買が成立した株数で、東証では売り・買いを一つの取引として数える片道数量です。「出来高100万株」が何を意味するのかを一次情報で確認し、立会330分のうち寄り付き5分に18%が集中する日内分布のモデルで、場中に出来高倍率を見るときの按分計算を示します。売買代金との違いも数字で比べます。
- ローソク足の見方とパターン一覧|四本値の条件式と、足の長さで形が変わる例 ローソク足は1本で始値・高値・安値・終値の4つの値段(四本値)を表します。大陽線・十字線・カラカサ・包み足・はらみ足・窓などのパターンを「四本値のどんな関係か」という条件式で一覧にし、架空銘柄の5分足8本を実際に20分足・40分足へまとめて、同じ値動きが足の長さで別の形になることを数字で示します。
- RSIとは?14日間の計算式を数値例で追い、計算方法の違いで値がずれる場面まで RSI(相対力指数)は過去一定期間の上げ幅合計を、上げ幅合計と下げ幅合計の和で割って100を掛けた0〜100の指標です。証券会社の用語集の定義を一次情報で確認し、架空の20日分の終値から14日RSIを手計算します。単純合計で出す版と平均を平滑化する版では、同じ終値・同じ期間14でも値が最大3.45ポイントずれました。
- 移動平均線のデイトレ設定|5分足の「25本」は日足25日の1650分の1 移動平均線の「よく使われる期間」として紹介される5日・25日・75日は、野村證券の用語集では日足の期間として並んでいます。5分足の1日は66本なので、25本の移動平均は125分ぶんで日足25日の1650分の1です。架空の5分足30本でSMA5・SMA20・EMA5を手計算し、当日データだけなら20本線が10時35分まで引けないこと、SMAとEMAが同じ期間5でも3.66円ずれることを数値で示します。
手法・資金管理
損切り・資金管理・エントリーの考え方
- 押し目買いとは?用語集の定義と、「どこからが押し目か」を数字で決める 押し目買いは、上昇している相場が一時的に下げた局面をねらって買うことで、証券会社の用語集では逆張りの一種として説明されています。定義には「何%下げたら押し目か」が書かれていないため、閾値は自分で決めることになります。架空の1日の値動きで1.5%ルールと2%ルールを並べると、同じ値動き・同じ100株で損益が1,300円ずれました。
- スキャルピングとは?1ティックの値幅を円に換算し、必要な勝率を計算する スキャルピングは数秒から数分の極端に短い時間に売買を繰り返して薄い利益を積み上げる手法で、野村證券の用語集も売買コストと誤発注の増加を欠点として挙げています。利幅の最小単位は東証の呼値の単位で決まり、1,000円以下ならTOPIX500構成銘柄は0.1円・その他の銘柄は1円です。利確1ティック・損切り2ティックなら必要勝率は66.7%、往復コストが1ティック乗ると75%になります。
- 損切りルールの決め方|必要勝率の計算と、「1%」が10倍ずれる理由 損切りは野村證券の用語集で「ある銘柄に見切りをつけ、損を覚悟で売却すること」と説明されていて、幅の数字は定義に含まれません。利確と損切りの比から期待値がゼロになる勝率を計算すると、1対1で50%、往復コストが1ティック乗ると100%になります。「1%の損切り」が呼値の単位で5ティックにも100ティックにもなることも数値で示します。
- コツコツドカンとは|1回の損失が利益何回分を消すかを、制限値幅から計算する 「コツコツドカン」は相場の言い回しで、日本取引所グループの用語集の索引には項目がありません。定義が無い代わりに、1回の損失が利益何回分を消すかは割り算で出ます。1,000株の建玉が制限値幅いっぱいまで動いた場合、1ティックの利確で何回分が飛ぶのかを、東証の制限値幅と呼値の単位で計算します。
税金・制度
確定申告・特定口座・損益通算など税金と制度
- まずはここから デイトレードの税金|税率20.315%・特定口座の選び方・確定申告が必要なケース デイトレードで出た利益は上場株式等の譲渡所得として申告分離課税になり、税率は20.315%(所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%)です。源泉徴収ありの特定口座なら申告不要にできる仕組み、給与所得者で確定申告が必要になる3つの条件、損失を3年繰り越す繰越控除、NISA口座で回転売買ができない理由までを国税庁と金融庁の一次情報で整理します。
- 差金決済とは|現物デイトレで同じ銘柄を2回転できない理由と、条文・必要資金の計算 現物取引の差金決済は内閣府令第10条で禁じられていて、同じ受渡日に同じ資金で同じ銘柄を売買すると注文が通りません。条文の文言と証券会社の運用を一次情報で確認し、同一銘柄を1日に何往復するにはいくら資金が必要かを計算します。異なる銘柄なら同一資金で回せる理由も、条文の構造から整理します。